お笑いコンビ・おぎやはぎの小木博明が、がんの治療のため入院することを発表した。14日未明に出演したラジオ番組の中で、初期の「腎細胞がん」であることを告白した。
その後、小木は所属事務所のホームページ上で「しばらくお休みをいただきます。幸い取り除けばよいという、いわゆるステージ1であるのですが、『まさか自分が』という有名な言葉を皆さまにお送りしたいと思います」とコメントを発表。
所属事務所も「先日、頭痛の治療のため入院した際に検査を受けたところ、初期の腎細胞がんが見つかりました。17日から入院し、治療に専念いたします」と一時休養に入ることを報告した。
国立がん研究センターによると、腎細胞がんは、腎臓にできるがんの中で腎実質の細胞ががん化して悪性腫瘍になったもの。特徴的な症状はなく、他の病気のための検診などで偶然に発見される場合がほとんどだという。がん全体のうちの約1%を占め、やや男性に多い傾向だということだ。
このニュースに、遺伝子解析ベンチャービジネスを展開するジーンクエスト代表取締役の高橋祥子氏は「腎臓のがんの中でも比較的多いがんだと思う。ステージ1で見つかった場合に生存率が高いがんで、きちんと治療すれば助かるということで、検診で見つかったのは本当によかったと思う。小木さんがどうだったかはわからないが、腎細胞がんは一般的には喫煙や肥満が原因の1つ言われている。がんにならないよう予防することと、検査をしっかり受けることが大事だと思う」と述べた。
なお、小木の今後の仕事復帰については、9月頭を予定しながら、治療の経過を見て判断するという。
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