まさに達人。艇王の異名を取る生涯獲得賞金22億円超えのレジェンドボートレーサー・植木通彦が、現役時代の仰天エピソードを告白した。植木は8月15日、ABEMA「ABEMA BOATRACE TOWN『知識で争う波乗王』」に解説として生出演。番組のワンコーナー「おしえて!植木さん」で、視聴者からの質問「スタート前って何を考えてましたか?」に回答した。
初めてボートレースの最高峰「SG」レースで勝利した頃、植木は「電話投票とかもなくて、(ファンは)場外とかで(舟券を)投票していた」と説明。それ故、「集計に時間がかかった。だから、ボートに乗ってから発走までに時間がかかった」そうで、植木は発走までに「腕を組んて瞑想していた」のだそうだ。ここまでは珍しくない話だが、植木は瞑想の後、なんと「5秒か10秒、ホントに寝た」とのこと。「寝てるんですか!?」「達人だ、達人」とボートレース賢者として生出演した平成ノブシコブシの徳井健太らが驚くと、植木は「無心が一番」「ボートに乗ってあれこれ考えた時は意外と負けている」と持論を述べた。
これには徳井も納得で、「昔、M-1に出てた頃とか、1000回やってるネタでも本番30秒前に出だしが思い出せなくなる時があった」と前置きの後、「当たり前のように出てた一言目が思い出せなくなってからは、怖いんでなにも考えるのをヤメた」と発言。植木も現役時代、スタート時に「(スロットルレバーを握るタイミングが)何秒だったかな」と「(記憶が)飛んでしまった」ことがあると徳井に同調したが、ここはさすが一流、「手が勝手に動くんですよね」とも語り、共演者たちを感心させた。
(ABEMA/BOATRACEチャンネルより)