8月21日に配信されたONE Championship「ONE: NO SURRENDER III」で、ワンダーガール・フェアテックス(タイ)がブルック・ファレル(オーストラリア)と対戦。1ラウンドで2度のダウンを奪い衝撃のONEデビューを果たした。戦慄の7連打で容赦なくたたみかけ、完膚なきまでにファレルをKOしたワンダーガールはラウンド途中、カメラ目線で笑顔を見せる余裕も。圧倒的な強さと可愛らしさを見せつけたワンダーガールに対して、ネットからは「ギャップ萌え」「かわいい」などの声も上がっている。
日本の「RISE GIRLS POWER」に参戦したスーパーガール・アンナの姉にあたるワンダーガール。ムエタイでは33勝16敗と目立った成績を残せていないものの、WBCオセアニアムエタイ王者のファレルとの対戦で、圧倒的な実力差を見せつけた。
試合序盤からその差は歴然だった。立ち上がりこそローとパンチのコンビネーションを見せたファレルだが、顔面に刺さるようなワンダーガールのパンチを受け、徐々に後退。そのうえ、ワンダーガールが繰り出した左右のパンチは的確そのもの。瞬く間にファレルから1度目のダウンを奪うと、女子軽量級には珍しい破壊力のある打撃にABEMAで解説を務めた大沢ケンジも「殴り倒すようなパンチ」と、その迫力に驚いた様子。
何とか立ち上がったファレルが回復の時間を稼ぐ間、ワンダーガールはコーナーサイドのカメラに向かって「ニコリ」と笑みを浮かべる余裕も。
試合再開後もワンダーガールの伸びのある右のハイキック、再び鋭利な左右のストレート。さらに右、左、右と鈍い音を響かせたフックは全て顔面を直撃し、7発目の強烈なパンチを被弾したところで崩れ落ちたファレルをレフェリーが抱きかかえるように試合を止めた。
ONEデビュー戦で圧巻の強さを見せつけたワンダーガールの勝ちっぷりに対して、視聴者から「綺麗なストレート」「これは痛い系のダウン」「的確にバチバチ当ててる」など驚嘆の声が上がる一方、強さと女性らしさを備えた一面に「ギャップ萌え」「かわいい」などの反応も見られた。
ONEでキック、ムエタイの2冠を達成した同門のスターであるスタンプ・フェアテックスの背中を追ってきたというワンダーガール。アマチュア時代からブラジリアン柔術などもこなし、ムエタイとMMA、同時参戦での2刀流に期待も膨らむ。海外ファンのツイートのなかには「スタンプより強くなるかも」との声まで。今回の圧倒的勝利は、「新たなスター」の誕生を予感させるには十分なインパクトを残したといる。