8月28日にタイ・バンコクで開催されたONE Championship『A NEW BREED』の第4試合において、打撃のかけ声が特徴的な“ムエタイのシャラポワ”ことワンダーガール・フェアテックス(タイ)が、戦慄の“縦ヒジ連打”で対戦相手の顔面を破壊。前試合に続き、可愛らしい見た目とは裏腹の激しすぎる試合内容で視聴者を騒然とさせた。
前回のONEデビュー戦では、1ラウンドで2つのダウンを奪うなど圧倒的な強さでKO勝ちを収めているワンダーガール。今回対するのは、フィリピンのKCカルロスだ。
この日も序盤からリーチを生かしたパンチと前蹴りで相手を寄せつけない強さをみせたワンダーガール。左右の精度の高いワンツーを的確に当てていくと、カルロスはたまらずにクリンチに逃げる。
カルロスも反撃して1発を当てるが、対するワンダーガールは得意の固め打ちで対抗。しかも気合の入った掛け声が無観客の会場に響き渡ると、ABEMAで解説を務めた大沢ケンジも「シャラポワみたいですね」と今年2月に引退をした女子テニスの名プレーヤーに例えてひと言。
パンチでの勝負に終始していたワンダーガールだったが、1ラウンド残り1分になると一転、ギアをひとつ上げ“縦ヒジ”のラッシュに。右ヒジを1発、2発、3発とカルロスの顔面目掛けて振り下ろしていくと、再びカルロスがクリンチ。
しかし、それを振り払うようにさらにヒジ、ヒジ、ヒジ…。ワンダーガールの無慈悲な攻撃に視聴者からは「縦ヒジ怖ぇ」などの声が上がりコメント欄は一時騒然となった。
1ラウンドの攻撃を辛うじて耐え凌いだカルロスだったが、2ラウンドに入ってもワンダーガールの猛攻は続く。左右のパンチから蹴り、さらに首相撲になってからのヒジ炸裂。カルロスも強い気持ちで飛び込んでいくが、再び強烈な縦ヒジを被弾しまう。
「カルロスの顔が歪んできたような気がしますね…」
最初に異変に気がついたのは、この日ゲスト解説を務めたONEアスリートの中原由貴。この発言直後にレフェリーが試合を止め、ドクターチェックをリクエストすると、カルロスの顔をチェックしたレフェリーが即座に試合終了を宣告した。
それもそのはず、スローでのリプレー映像を見るとワンダーガールの縦ヒジがカルロスの鼻にめり込むシーンが映し出された。すると解説席から「鼻のブリッジが折れてるかも」「鼻が曲がってますね」との声が。そんな声に続いて視聴者からも「鼻折れちゃったか…」「顔面変形してる」「鼻が曲がってる…」など、驚きの声が多数上がっていた。