将棋の朝日杯将棋オープン戦一次予選が8月30日に行われ、及川拓馬六段(33)が田村康介七段(44)に87手で勝利した。
田村七段の角交換からの三間飛車に居飛車・左美濃の形で対応した及川六段は、序盤から互いに馬を作り合う展開の中、互角のまま終盤へ。一時は敗勢かというところまで追い詰められたが、最終盤に一手の隙を見つけて逆転。その後は再逆転を許さず、即詰みに討ち取った。勝った及川六段は、一次予選決勝に進出した。
◆朝日杯将棋オープン戦 持ち時間40分の早指し棋戦。一次予選、二次予選を勝ち抜いた棋士が、シード棋士を含めた計16人で本戦トーナメントを戦う。参加は全棋士、アマチュア10人、女流棋士3人で優勝賞金は750万円。2017年度、2018年度に藤井聡太七段が2連覇している棋戦としても知られている。
(ABEMA/将棋チャンネルより)