8月28日にタイ・バンコクで開催されたONE Championship『ONE「A NEW BREED」』。日本人有力選手が揃う女子アトム級の次期タイトル挑戦権を持つデニス・ザンボアンガ(フェリピン)が登場し、ワシャピニャ・ガオコー(タイ)にわずか1分30秒、アームロックで完勝した。また、その直後のリングインタビューでみせた荒々しく力強いファイトスタイルとは対照的なザンボアンガの一面、それらのギャップに対して「声が予想外w」「かわいい」など反響が寄せられる場面もあった。
ザンボアンガはMMA7戦無敗。2月の大会では“V.V MEI”こと山口芽生に勝利し、アンジェラ・リーの持つONE世界女子アトム級王座への次期挑戦権を手にしたものの、新型コロナウイルス感染拡大の影響によりタイトル戦は無期限延期状態に。これが6カ月ぶりのリングとなった。
試合は序盤から体格でひと回りほど相手を上回るザンボアンガがパンチを連打。さらにガオコーを引きずり回すようにしながら、荒々しくヒザを打ち込むなど一方的な展開となった。その後、山口戦でも見せた腰の強さで、あっさりとガオコーからテイクダウンを奪うとサイドポジションからパウンドを連打。一連の流れからアームロックで瞬殺してみせた。
ABEMAで解説を務めた大沢ケンジは「(ザンボアンガの)強さの引き出しを開ける前に決まってしまった」と早い決着を残念がったが、視聴者からはあまりの力の差に「可哀想だよレベチすぎ」「フィジカルが違いすぎる」「実力差がありすぎ」との声も。
そんな中、試合後にリング上でサンボアンガのインタビューが行われると、先ほどまでの荒々しいファイトスタイルからは想像もできない彼女の一面にネットの反応が一変する。愛らしい笑顔で対応し、声も可愛い。あまりのギャップに「かわいいなぁ」「好きになりそう」「声が予想外w」などのコメントが殺到した。
中には日本の平田樹が同階級で、似たようにアグレッシブなファイトスタイルから「ザンボアンガって平田樹と噛み合いそう」「平田戦が見たい」との待望論までも。すでにタイトル戦線のトップに立っているサンボアンガだけに、近い将来、平田との対戦が実現することもありそうだ。