日本将棋連盟による8月31日週の公式戦は、3日から永瀬拓矢王座と久保利明九段による王座戦五番勝負が開幕。永瀬王座は、叡王としても5日に叡王戦七番勝負の第8局に登場する。主な対局は以下のとおり。
8月31日(月曜日)
竜王戦6組昇決 平藤真吾七段 対 門倉啓太五段 (携帯中継)
順位戦A級 豊島将之竜王 対 稲葉陽八段 (ABEMA・携帯中継)
昨期、名人のタイトル防衛に失敗した豊島竜王。今期は復冠をかけての再スタートだ。名人戦が新型コロナウイルスの影響で遅れたが、順位戦は既に開幕しており、稲葉八段は本局が2局目。持ち時間は各6時間で、先手は稲葉八段。
王位戦予選 藤井猛九段 対 松尾歩八段 (携帯中継)
王位戦予選 長沼洋七段 対 伊奈祐介七段 (携帯中継)
9月1日(火曜日)
竜王戦6組昇決 所司和晴七段 対 渡辺和史四段 (携帯中継)
王位戦予選 森下卓九段 対 阿久津主税八段 (携帯中継)
女流王位戦予選 山田久美女流四段 対 上田初美女流四段 (携帯中継)
9月2日(水曜日)
竜王戦6組昇決 本田奎五段 対 黒田尭之四段(携帯中継)
順位戦A級 羽生善治九段 対 糸谷哲郎八段 (ABEMA・携帯中継)
竜王ではタイトル挑戦にあと1勝と迫っている羽生九段だが、今期の順位戦A級はここまで1勝1敗。まだ対局をしていない豊島竜王を除く9人で、2連勝は2人だけと、早くも混戦状況だ。久々の名人挑戦に向けて、白星先行となるか。持ち時間は各6時間で、先手は羽生九段。
王位戦予選 郷田真隆九段 対 北浜健介八段 (携帯中継)
女流王位戦予選 伊奈川愛菓女流初段 対 加藤圭女流初段 (携帯中継)
9月3日(木曜日)
王座戦第1局 永瀬拓矢王座 対 久保利明九段 (Paravi・ABEMA・携帯中継)
永瀬王座としては自身2つ目となった王座のタイトルの初防衛戦。対戦相手の久保九段とは、29日にJT杯日本シリーズで戦ったばかりだ。振り飛車巧者のベテランに対して、対戦成績ではリードしているが、受けて立つ立場でどんな将棋を選択するか。持ち時間は各5時間で、先手・後手は振り駒で決まる。第2局以降は交互に入れ替わる。
王位戦予選 田中寅彦九段 対 丸山忠久九段 (携帯中継)
王位戦予選 杉本和陽四段 対 山本博志四段 (携帯中継)
リコー杯女流王座戦本戦 伊藤沙恵女流三段 対 加藤桃子女流三段 (携帯中継)
女流王位戦予選 石本さくら女流初段 対 山口絵美菜女流1級 (携帯中継)
9月4日(金曜日)
王位戦予選 佐藤天彦九段 対 窪田義行七段 (携帯中継)
リコー杯女流王座戦本戦 里見香奈女流四冠 対 山根ことみ女流二段 (携帯中継)
女流王位戦予選 室田伊緒女流二段 対 山口仁子梨女流2級 (携帯中継)
9月6日(日曜日)
叡王戦第8局 永瀬拓矢叡王 対 豊島将之竜王 (ニコニコ生放送・ABEMA・携帯中継)
千日手1回、持将棋2回という記録的な番勝負となっている今シリーズ。永瀬叡王が3勝2敗2持将棋で、ついに初防衛に王手をかけた。本局で勝利した場合は、「タイトル3期」の条件で、九段昇段も決まる。豊島竜王は踏ん張って、異例の9局目まで持ち込めるか。持ち時間は各6時間で先手は豊島竜王。
日本シリーズ2回戦 木村一基九段 対 斎藤慎太郎八段 (ABEMA・携帯中継)
王位戦予選 久保利明九段 対 池永天志四段 (携帯中継)
(写真提供:日本将棋連盟)