将棋の王座戦五番勝負が9月3日に開幕し、永瀬拓矢王座(叡王、27)と久保利明九段(45)が第1局を開始した。永瀬王座は初防衛、久保九段は通算8期目のタイトル獲得を目指す。
永瀬王座は、2009年10月に四段昇段。叡王で初タイトルを獲得し、現在の王座と含めてタイトルは2期。若手棋戦の新人王戦、加古川青流戦でそれぞれ1回、優勝経験がある。将棋にかけるストイックな姿勢から“軍曹”“中尉”といった異名がついている。
久保九段は、1993年4月に四段昇段。棋王3期、王将4期で、タイトル通算7期。棋戦優勝は6回。振り飛車党のトップ棋士として知られ、さらには巧みな捌きから“捌きのアーティスト”の異名を持つ。
両者の対戦成績は、永瀬王座が4勝1敗でリードしている。
本局の持ち時間は各5時間。振り駒の結果、先手は永瀬王座。第2局以降は、先手・後手が交互に入れ替わる。ABEMAではこの対局を終了まで生放送する。
(ABEMA/将棋チャンネルより)