将棋の王座戦五番勝負第1局が9月3日に行われ、永瀬拓矢王座(叡王、27)と久保利明九段(45)の対局は、午後5時30分から30分の夕食休憩を終えて夜戦に突入した。両者とも大駒を活用して相手陣の攻略を目指すが、どちらの陣の耐久力が勝るか。注目の終盤を迎えている。
確実な勝ち、負けない将棋を目指す永瀬王座と、捌きに定評がある振り飛車党・久保九段の対決は、予想どおり永瀬王座の居飛車、久保九段の四間飛車という対抗形でスタート。互いに相手の出方を見合う進行となったが、84手目にしてようやく駒がぶつかると、一気に戦闘開始。激しく駒を取り合うと、夕食休憩となった117手目の局面では、両者の攻めに対して、陣形がどこまで耐えられるかという耐久力勝負になった。
今シリーズで永瀬二冠は初防衛と九段昇段、久保九段は8期目のタイトル獲得を狙う。
本局の持ち時間は各5時間。先手は永瀬王座。第2局以降は、先手・後手が交互に入れ替わる。ABEMAではこの対局を終了まで生放送する。
(ABEMA/将棋チャンネルより)