将棋の王座戦五番勝負第1局が9月3日に行われ、永瀬拓矢王座(叡王、27)が久保利明九段(45)に177手で勝利した。永瀬王座は昨期、挑戦者として出場した際、当時の斎藤慎太郎王座に3勝0敗のストレート勝ちで奪取。本局の勝利で、王座戦五番勝負としては無傷の4連勝となった。
永瀬王座の居飛車穴熊、久保九段の四間飛車・ミレニアムで始まった対局は、両者とも相手の出方を見ながら82手目まで駒がぶつからないじっくりとした進行になったが、戦いが始まると一気に局面は激化。永瀬王座は、一時崩されかけた穴熊をがっちりと再生し守備力を高めると、久保九段の攻め手を次々に消した後で一気に攻勢へ。端に追い詰めた久保玉を確実に寄せ切った。
第2局は18日、大阪府大阪市のウェスティンホテル大阪で行われる。先手は久保九段。
(ABEMA/将棋チャンネルより)