<向日町競輪場:平安賞>G3◇9R S級準決勝◇5日
鈴木裕(千葉)が捲り切って、決勝の切符をもぎ取った。
デビュー以来、記録を塗り替え続けているスーパールーキー・寺崎浩平(福井)と地元・村上義弘(京都)の近畿ラインに期待が集まった最後の準決勝。最終周回、人気の寺崎が捲って主導権を握る。そのまま近畿勢が押し切るかと思われたが、大石剣士(静岡)の番手から近畿勢のマークに切り替えた鈴木が4番手から捲り切り勝利を飾った。人気の近畿勢が着外に敗れたことで、2車単は14番人気の4-7、4480円。3車単は60番人気の4-7-2、2万10円。すべて2万車券決着と波乱続きの準決勝となった。
8カ月で約10キロの減量をしてから好調をキープしている鈴木は、「道中、打鐘からキツかったので寺崎くんに反応する余裕がなかった。(途中まで)脚を使っていないので、(連携した)大石くんのおかげ。2日目は取鳥(雄吾)くんにやられたけど、それは取鳥くんが強いだけで、僕自身の調子は良い。優勝目指して頑張ります」と手応えを感じている様子だった。
(ABEMA/競輪・オートレースチャンネルより)