<向日町競輪場:平安賞>G3◇9R S級決勝◇6日
山田英明(佐賀)が捲り切って、通算3回目、今年初記念制覇を果たした。
打鐘前から激しいポジション取りが行われた決勝戦。打鐘が鳴り、取鳥雄吾(岡山)が先頭に出ると、単騎を選んだ地元の畑段嵐士(京都)が高原仁志(徳島)と激しい番手争いを。4番手でチャンスを伺っていた山田が、最終2コーナーでスピードを上げて捲くると先頭の取鳥まで一気に飲み込み、今年記念初Vを決めた。
人気ラインの上位独占とあり、2車単は1番人気の7-4、710円。3連単は14番人気の7-4-5、5010円という結果になった。
今年記念初制覇となった山田は、「素直にすごく嬉しいです。(近藤)龍くんが前を取ってくれたのがすべてでした。あそこ(の位置)から勝負をしたかったので、理想の展開に持ち込めました。オールスターが終わって体調がいまひとつ調整できなかったけど、勝ち上がれたのでモノにしたくて一生懸命調整し、今開催を終えることができました」と連携した近藤に感謝した。
また今回の優勝で賞金ランキングも大幅アップ。年末のグランプリ出場も射程圏内となったが、「僕はコツコツやるだけなので、一戦一戦一生懸命走るだけ。G1を獲ってグランプリに出るのが理想だけど、僕は一走一走気持ちを込めて走ることを目標にしてきたので、G1もそのひとつです。優勝できて嬉しいです。また向日町走れるように頑張ります」と抱負を語った。
(ABEMA/競輪・オートレースチャンネルより)