将棋の王座戦五番勝負第4局が10月6日に行われ、永瀬拓矢王座(28)と久保利明九段(45)が午前9時から対局を開始した。今シリーズの成績は、永瀬王座の2勝1敗。永瀬王座が勝てば初防衛と九段昇段が決定。久保九段は最終局に持ち込めるか。
永瀬王座は2009年10月に四段昇段。竜王戦1組(1組:2期)、順位戦B級1組。タイトルは叡王、王座で各1期の通算2期。若手棋戦の新人王戦、加古川青流戦で各1回優勝歴がある。“鬼の棲家”とも称される順位戦B級1組では、今期5戦全勝と絶好調だ。
久保九段は1993年4月に四段昇段。竜王戦1組(1組:10期)、順位戦B級1組(A級:13期)。タイトルは棋王3期、王将4期の計7期。棋戦優勝も6回を誇る。プロの間では少数派である振り飛車党の実力者で“捌きのアーティスト”という異名も持つ。
両者の対戦は過去に8回あり、永瀬王座が6勝2敗とリードしている。本局の持ち時間は各5時間。振り駒の結果、先手は久保九段。ABEMAではこの対局を終了まで生放送する。
(ABEMA/将棋チャンネルより)