開幕日から解説者「名局賞です」“忍者”藤崎智の打ち回しにファンも「神局!」/麻雀・Mリーグ
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 プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2020」10月5日の第2試合で、“忍者”の異名を取るKONAMI麻雀格闘倶楽部・藤崎智(連盟)が、ライバルの攻めをひらりとかわす見事な打ち回しでアガリ切り、ファンを唸らせた。

【動画】トッププロ藤崎智の技が光る「名局」(4時間3分ごろ~)

 場面は南2局5本場。供託が2本と、アガること自体の価値が極めて高く、緊張した戦況でまず親のKADOKAWAサクラナイツ岡田紗佳(連盟)がタンヤオの仕掛け。そこに赤ドラ2枚内包のチャンス手をテンパイしたTEAM雷電・萩原聖人(連盟)が乾坤一擲のリーチ。岡田がこれに対して回し打ちをすると、直後にEX風林火山・勝又健志(連盟)も危険牌を抑えての仕掛けで、テンパイを目指した。

 藤崎は終盤に4・7筒でテンパイをするが、打ち出す八万は無筋、かつ待ちの4筒がポンされているため迂回策へ。リャンメンターツを払っていった。

 萩原の待ちである四・七万を止めていた岡田がノベタンの四・七万で張り返すと、勝又も四万の単騎待ちでテンパイ。そしてここからがこの試合最もコメントが沸いた場面。勝又のテンパイで打ち出された2筒を藤崎がポン、これで藤崎は五・八万のテンパイとなり、四者全員がテンパイした。

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 藤崎の仕掛けはいわゆる「役なし」。ハイテイのツモ番が回った萩原が力なくツモ切った牌は五万で、藤崎がホウテイ・赤の2000点(+1500点、供託2000点)のアガリとなった。

 じっくり粘り、気配を消し、オリたと思わせてから見事なテンパイ復活、そしてホウテイでのロンアガリと一連の流れはまさに“忍者”。これにはファンのコメントもこの日一番の勢いとなり「おおおおおwwwww」「すげええええ」「神局!w」と絶賛の嵐となった。

 この対局を解説していた土田浩翔(最高位戦)は対局後、「あの局は名局ヒット作品の中に入れていただきたい」と語り、藤崎のアガリを「名局賞」と絶賛。結果的に藤崎はこの対局は3着で終わったが、「シビアな戦いでしたね」と最後まで興奮冷めやらぬといった格好だった。

※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会

◆Mリーグ 2018年に発足。2019シーズンから全8チームに。各チーム3人ないし4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム90試合。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各16試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(12試合)に進出し、優勝を争う。

ABEMA/麻雀チャンネルより)

“忍者”藤崎の技
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Mリーグ 配信情報まとめ
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