将棋の王座戦五番勝負第4局が10月6日に行われ、永瀬拓矢王座(28)と久保利明九段(45)が対局中だ。永瀬王座の居飛車、久保九段の四間飛車という対抗形で始まった一局は、夕食休憩を終えて午後6時から対局が再開。両者ともがっちりと自玉を固めており、どちらが強固な囲いを突破して勝利をもぎ取るか、注目の夜戦に入った。
永瀬王座は、今シリーズここまで2勝1敗。本局に勝利すれば自身のタイトル初防衛に加え、タイトル通算3期で九段昇段を決める。七段昇段から八段昇段も「タイトル2期」で決めたが、このまま防衛・九段昇段を決めれば、八段を名乗ることなく九段となる。
シリーズでは追い詰められている久保九段だが、中盤・終盤においては“捌きのアーティスト”と呼ばれる指し回しが特徴。形勢も互角と見られる本局でも捌きを決めて、2勝2敗のタイに持ち込めば、タイトル奪取への道も大きく開けてくる。
両者の対戦は過去に8回あり、永瀬王座が6勝2敗とリード。本局の持ち時間は各5時間で先手は久保九段。ABEMAではこの対局を終了まで生放送する。
【夕食の注文】
永瀬拓矢王座 アメリカンクラブサンドイッチ 久保利明九段 天ざるそば
【夕食休憩時の残り持ち時間】
永瀬拓矢王座 1時間20分(3時間40分) 久保利明九段 1時間2分(3時間58分)
(ABEMA/将棋チャンネルより)