「食は人の天なり」。人情物語の中に食もテーマにした映画『みをつくし料理帖』(10月16日公開)。神田の町医者・永田源斉を演じているのが、俳優の小関裕太だ。自らの腕前に悩む女料理人・澪(松本穂香)に対して、冒頭に挙げた言葉をかけて勇気を与える。劇中には牡蠣の味噌仕立てやとろとろ茶碗蒸しなど、腹の虫が鳴りそうな和食が色鮮やかに振る舞われる。小関といえば無類の食パン愛好家としても知られている。「和食の映画なので、ちょっと違うかもしれないけれど…」と恐縮しながら、小関が食パン偏愛歴を披露する。