10月11日にぴあアリーナMMで開催されたRISEの大会「RISE DEAD OR ALIVE 2020 YOKOHAMA」。その女子NO.1を決するトーナメント「RISE GIRLS POWER QUEEN of QUEENS 2020」の一回戦に、“沈黙の女蹴”ことsasoriが登場。常に笑顔で、前進を続けながら真っ向から殴り合うインパクトある戦いぶりに、ネットが騒然。「期待を裏切らない」「サソリというよりゾンビ」「女版・高山善廣 vs ドン・フライ」といった反響が多数寄せられた。
今年7月に初代RISE QUEENミニフライ級王者の寺山日葵と対戦し、惜敗したsasoriだったが、その“殴られても、蹴られても、笑顔で殴り返す”不屈のファイトスタイルが評判を呼び「また見たい選手」「ゾンビ」などと注目を集めた。また、ジムの会長の耳元でヒソヒソとつぶやき、会長がトランスレーションして答える“船場吉兆のささやき女将スタイル”の会見もまた、特異なキャラを際立たせた。
注目を集めたsasoriの一回戦、平岡琴との対戦では、1ラウンド開始とともに前に出て、コーナー際でパンチのラッシュ。対する平岡も、至近距離で足を止めて殴り合う。左を効果的に当てるsasoriは、早くも不敵な笑みを浮かべる。殴られても殴っても変わらず笑顔で戦うsasoriの姿に、ネット上は早くもザワつき気味となり、「笑ってやがる」「怖いw」「怪しい」「ホラーやん」といった声が上がり始める。
2ラウンド、平岡も随所で蹴りを見せ、反撃を試みるが、構わずガンガン前に出るsasoriのペースに次第に巻き込まれていく。試合を放送したABEMAで解説を務めた本トーナメントのプロデューサーである神村エリカが「平岡選手は悔しいでしょうけど、タコ殴り状態になっているようにしか見えない」とコメントするなど、“sasori優勢”でこのラウンドを終えた。
3ラウンド、前に出るしかない平岡が決死の反撃。コーナー際でひたすら顔をめがけてパンチを打ち合うと、その様子はさながら「高山善廣 vs ドン・フライ」の名勝負を彷彿とさせる状態に。一瞬、sasoriの動きが止まったかのように見えたが、そこはsasori。不敵な笑みを浮かべて応戦すると、視聴者は「楽しそうに試合するね~」「何なんだこのタフさは」「女版・高山善廣 vs ドン・フライ」「サソリというよりゾンビだな」と大盛り上がり。
フルラウンドの末、3-0の大差で勝利を収めたsasoriに、プロデューサーの神村も感激した様子で「『QUEEN of QUEENS 2020』に相応しい試合でした」と絶賛した。
トーナメント次戦では、前回、惜しくも敗れた“RISE QUEEN”こと寺山日葵とのリベンジマッチを迎えるsasoriだが、二回戦を前にリング上で行われたベスト4揃い踏みでのマイクでも無言キャラを貫いた。通訳を務めるジム会長の耳元で何やらヒソヒソとつぶやくと、会長が「次はきっちり倒し、リベンジしたいです。今日も絶好調、中畑清!」とsasoriの謎コメントを代弁。会場の笑いを誘っていた。