将棋の王座戦五番勝負第5局が10月14日に行われ、永瀬拓矢王座(28)と久保利明九段(45)が午前9時から対局を開始した。シリーズ成績2勝2敗で迎えた最終局。勝ってタイトルを手にするのはどちらか。
【中継】勝てばタイトル 永瀬王座 対 久保九段 王座戦第5局
永瀬王座は2009年10月に四段昇段。竜王戦1組(1組:2期)、順位戦B級1組。タイトルは叡王、王座で各1期の通算2期。若手棋戦の新人王戦、加古川青流戦で各1回優勝歴がある。本局に勝利すれば、タイトルは初防衛。またタイトル通算3期になることから、昇段規定により九段昇段を果たす。
久保九段は1993年4月に四段昇段。竜王戦1組(1組:10期)、順位戦B級1組(A級:13期)。タイトルは棋王3期、王将4期の計7期。棋戦優勝も6回を誇る。現在4人いるタイトルホルダーは30代以下、かつ全員が居飛車党。久保九段が奪取に成功すれば、40代以上かつ振り飛車党のタイトルホルダーが復活する。
両者の対戦は過去に9回あり、永瀬王座が6勝3敗とリードしている。王座戦第4局では、終盤まで永瀬王座がリードしながらも、久保九段の粘りが功を奏し逆転勝ち。2人の対局は最後まで目が話せない。
本局の持ち時間は各5時間。振り駒の結果、先手は久保九段。ABEMAではこの対局を終了まで生放送する。
(ABEMA/将棋チャンネルより)