秒速20メートルの世界 伝説のボートレーサーがVRで体験「壁にぶつかりました」
【映像】ABEMAでみる
この記事の写真をみる(2枚)

 生涯賞金22億円超を獲得し、艇王とも呼ばれるレジェンドボートレーサーの意外な失敗談に、スタジオが和んだ。10月17日、「ABEMA BOATRACE TOWN『知識で争う波乗王』」に生出演したボートレースアンバサダーの植木通彦は、番組内の人気コーナー「おしえて!植木さん」で、ボートのコクピットについて詳しく解説した。

【動画】伝説のボートレーサー、VRだと壁に激突

 コクピットにはハンドルとスロットルレバーがあり、右手でハンドル、左手でスロットルレバーを握るとのこと。ハンドルは「切るとモータが動いてターンができる」そうで、スロットルレバーは「車で言うとアクセル」なのだそうだ。ボートの中では正座が基本姿勢で、直線を走る時は「できるだけ風の抵抗をなくす」ために伏せるように座るとのこと。植木は「お尻の位置を後ろにするために両足を片側に寄せていた」そうで、これにより水面に接する部分を減らし、より速く走らせることができるのだそうだ。ターンをする際は「このままだと後ろに重心があるから危ない」ことから、「重心を前に移動させる」とのこと。その後、ハンドルを切る、立ち上がると一連の動作で旋回するのだそうだ。

秒速20メートルの世界 伝説のボートレーサーがVRで体験「壁にぶつかりました」
拡大する

 これを聞いた司会のスピードワゴン井戸田潤は、「いろいろと忙しいというか、やることが多いですよね」と感心。植木は「水面では1秒間に20メートル進むので、瞬時に判断しないとターンマークが目の前に来てしまう」と現役時代を振り返り、「ちょっとでも判断を間違うとターンマークを外してしまう」「他のボートの圧迫感で冷静さを失うとダメ」「最終的には判断力になる」と説明した。ちなみに、ボートのハンドルは切っても車のパワーステアリングのように戻らないとのこと。「切るのは教えたら大体できる」そうだが、「戻すタイミングは難しい」とも語った。

 現在はコロナ禍による入場規制中だが、ボートレース場ではVRによるレース体験会が開催されることも。植木も実際に乗艇したそうだが、「僕は初めてやった時、外の岸壁にぶつかりました」と苦笑いを浮かべ、「艇王が!?」「意外!」と共演者たちの笑いを誘った。

(ABEMA/BOATRACEチャンネルより)

写真集、見せるべき?見せないべき?
写真集、見せるべき?見せないべき?
伝説のボートレーサー、VR体験
伝説のボートレーサー、VR体験
この記事の画像一覧
この記事の写真をみる(2枚)