出会ったその日に婚約!“0日婚”を決めた夫婦にEXITも感心…結婚生活を長続きさせるためには?
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 新型コロナウイルス感染拡大の影響か、今年の婚姻数(上半期)は約27万件(厚生労働省人口動態統計)と、前年に比べ14.7%も減り、ここ10年では最大の落ち込みとなっている。

 コロナ禍のいま、マッチングアプリやリモートデートなど、オンラインだけで出会って関係を育み、すぐさまゴールインしたカップルもいる。とはいえ、付き合ってから結婚するまでの平均交際期間は3年2カ月(ゼクシィ結婚トレンド調査2020調べ)とのデータもあり、お互いのことを深く知る期間も必要だ。また、同棲をし、生活スタイルが合うかどうかを見極めてから決断するカップルも少なくない。

・【映像】"出会って0日婚"の夫婦「時間をかけること自体がムダ」

 そんな中、出会って0日で結婚を決めたのが、ゆっけさん(31)とはるかさん(31)夫妻だ。

 二人が知り合ったのは今年1月、宮崎県で開催された地域創生イベント。同じテーブルに着いたはるかさんを見たゆっけさんは「きれいな人だなあ。じっくり話してみたいな」と思い、イベント終了後、勇気を出して「今どこですか?よかったら飲み直しませんか?」とメッセージを送信。すると「いいですよ」と返事をもらうことができた。

 会話に夢中になり、気づけば午前4時。「飲みすぎてしまいましたね。そろそろ帰りましょうか」と話すはるかさんに、「この人とはまた会いたいな…」と思ったゆっけさんは、「あの、よければまた会ってくれませんか?」。するとはるかさんは「結婚を考えないなら、もう会いません」とキッパリ。突然の宣告に、ゆっけさんは思わず「わかりました!結婚しましょう!」と告げてしまったという。初対面から11時間後、婚約が決まった瞬間だ。

■傷付くくらいなら、何も知らずに関係を構築して…

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 「今年31歳になるので、デートを重ねて、付き合う付き合わないがあって、ちょっと同棲をして結婚するかどうか…という、そういう時間をかけること自体が無駄だと思っていた。だから次に付き合う人とか、いいなと思った人と結婚する人と決めていた。それを彼に対して投げかけただけ」と振り返るはるかさん。「もちろん彼のことは何も知らなかった。でも初めて会った時、趣味や休日に何をしているとかそういう話ではなく、結婚観だったり家族についてだったりという深い話ができたので、彼とだったら大丈夫かなと思った。あとは彼が決めてくれるどうか。決めの問題だった」(はるかさん)。

 また、初デートでは、入籍の時期や披露宴までの段取り、親との顔合わせなども、「事業計画並みに決めた」とういう。実際に入籍したのは出会いから半年が経った今年7月。その間、同棲も経験した。

 「やはり両親に伝えるのに少し躊躇もあったが、“結婚は多少勢いだよね”と言ってくれた。実家が自営業というのもあって、譲れないところとして結婚後も働くというところもあったが、それも両親に伝えたらオッケーをもらえた」(ゆっけさん)。

 今まで喧嘩もしていないという2人。はるかさんは「長く付き合っていたとしても、例えば浮気されて別れるとかもあるし、ダメになる時はダメになる。それで傷付くくらいなら、何も知らずに関係を構築してから、“あ、こういうところあるんだ、ダメなところも“あ、そういう人なんだな”と思えるので、全てがプラスに働いていると思う。だから怖くはない。ただ、私は男の人と2人でご飯に行ったりとか、旅に出たりとかするが、彼にはしてほしくない。そして不安があるとしたら、2人での生活がまだ確立していない中で子どもができたこと。でも、それも楽しみのうちの一つかな」と話していた。

■「相性が良ければ乗り越えていくことができる」

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 「恋人・夫婦仲相談所」所長の三松真由美氏は2人について「ベストカップルだと思う。ゆっけさんが尻に敷かれているように見えるが、実は妻にプロデュースをされる方が心地いいという夫ももいる。はるかさんがどんどん主導権を握り、プロデュースしていけばうまくいくように思う。ずっと強くいてほしい」とエールを送る。

 その上で三松氏は「やはり交際期間が長かった方が離婚の割合が少ないという研究結果もあるが、日々夫婦問題の相談を受けていると、交際期間3カ月での結婚でも上手くいっている夫婦もあれば、6年、7年、8年と付き合ってからの結婚でも、どろどろの夫婦喧嘩をするカップルもいっぱいいる」と話す。

 「勢いがないとなかなか結婚できない時代なので、私は“スピード婚”問題でいいと思う。ただ、お互いについて分からないこともある。“こんな趣味があったの”という驚くことや、元交際相手の存在、あるいは借金があった場合などは夫婦喧嘩になりやすい。同棲期間が長くなりすぎるとマンネリ化して、相手のことを嫌だと感じてしまうこともあるので、1週間、1カ月くらいまでのプチ同棲はお勧めだ。また、結婚は2人だけの問題ではない。実家や親戚の問題も絡んでくるので、そこでうまくいかなくなることもある。ただ、結局は相性だと思う。長い結婚生活の中では、家族の病気や子どもの不登校とか、色んな問題が嵐のように起こる。相性が良ければ、なんだかんだ言いながらもそれらに立ち向かい、乗り越えていくことができると思う」。

■「“0日婚”もありかもしれない」EXITも感心

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 2人の話を受け、EXITのりんたろー。は「老人ホームでバイトをしていた頃は、おじいちゃん、おばあちゃんたちによく“私たちは結婚する相手と結婚式の日に初めて会っていた”。あなたたちのように恋愛して結婚できることは、とても幸せなことだ”と言われていた。そして、芸人の先輩には、よく“結婚するまで、あまり同棲はしない方がいい。勢いでいって、そのまま子どもを作るまでいった方がいい”と言われる。そう思うと、“0日婚”に疑問を覚える感覚自体、古いのか、新しいのか分からなくなる(笑)」とコメント。

 兼近大樹は「“0日婚”が当たり前になってもいいと思う。何年間も同棲してもダメなることはあるし、何年後かに知らないことが新しく出てきて揉めることもある。だったら最初からガチコンとやってしまえば、ただただ登っていくだけだから。“知らなかった。そういうところあるんだ”と、全部許せるのかもしれない」と話していた。(ABEMA/『ABEMA Prime』より)

"出会って0日婚"の夫婦「時間をかけること自体がムダ」
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