ラインを形成する先頭の選手のプレッシャーは、これほどまでに厳しいものなのか…。10月24日にABEMA競輪・オートレースチャンネルで放送された、競輪界を代表するスター選手3人のリモート飲み会特番「ぶっちゃけいりん #11」で、S級S班の脇本雄太が現場のエピソードトークとしてレースのプレッシャーを説明し、共演者やファンが驚愕した。
この日、番組初出演となった脇本は冒頭から軽快にトークを繰り広げた。好物の「コーヒー」を片手にリモート飲み会へ参加し、「第1回から見ていて、いつか呼ばれると思っていたのになかなか呼ばれなくて…」とリップサービスも飛び出すなど、番組は明るく進行。
番組中盤、会話は競輪選手のライン形成について及び、脇本は「毎回、誰かとラインを形成する度に、緊張が走るんですよ」と、レース前の心境を激白した。「自分のラインと全然関係ない近畿の選手が『お前はどうするんや?』と横やりを入れてくるんですよ。先輩、関係ないですよね?って思いながら」と語ると、番組MCを務めていたどりあんずの堤太輝、平井俊輔は爆笑、共演していた同じく競輪の新田祐大・深谷知広も「あるある」といった表情で頷いていた。
平井が「緊張しすぎて、周回中に吐いちゃう人もいるって。都市伝説だけど」と話題を振ると、脇本は「僕のことですよそれ、2回か3回あります」と告白。これには堤からすぐに「都市伝説じゃねーじゃねえか!」とツッコミが入った。
「7年くらい前ですけどね、結構前です」と説明をすると、新田からは「違う違う!3年前の競輪祭(朝日新聞社杯競輪祭)よ」と鋭い指摘。これには脇本も「もうちょっと前です」と抵抗したが、堤からは「とにかく競輪祭ですね!」と念押しされた。
新田は「脇本さんが周回中にもがいて(全力疾走)いる最中にそれ(リバース)があって。その後に顔見世(次に走る選手)で僕らが入ったんですが、前の人たちがウワーって上がってくるんで、なんでみんな残り1周で上まで上がってくるのかな?って。降りるときに『なんかある!』って気づいて。みんなで『やばいのあったでしょ?』って話してたら、僕の足にもくっついてて…」と状況を説明した。脇本は「鮮明に覚えてるんですけど、新田さんのユニフォームについてましたもん」と振り返った。
今年の寛仁親王牌他、多数のビッグレースを制している脇本は、2年連続のオールスターファン投票1位のカリスマ。そんなトップ選手が緊張のあまり思わず起こしてしまったハプニングに視聴者も「マジか」「バンク汚すなw」「新田攻めるなあw」と賑わっていた。
この日で11回目を迎えた「ぶっちゃケイリン」だが、初出演で質問攻めにあった脇本は「次回の出演はちょっと考えますね、喋りすぎて喉が潰れる」と冗談めかして、最後までファンの笑いを誘っていた。
(ABEMA/競輪・オートレースチャンネルより