叡王戦段位別予選(七段戦)が11月1日に行われ、飯島栄治七段(41)が高崎一生七段(33)に112手で勝利した。
飯島七段は、初手から飛車を振ってきた高崎七段に対して、居飛車で応じて対抗形に。中盤の主導権争いからペースを握ると、相手の攻めをうまくかわしてリードを拡大。最後はきれいに即詰みに討ち取り、公式戦7連勝中(公表分のみ)と好調だった高崎七段を退けた。
叡王戦は四段から九段までの段位別予選で12人が本戦に出場し、シード棋士4人とともに挑戦権を争う。七段戦は最多の44人が参加。2組に分かれてトーナメントを行い、優勝者2人が本戦に進む。