今年6月、東京・新宿の歌舞伎町で“スカウト狩り”が頻発し、社会に動揺が走った。先週水曜日には集団で殴る蹴るなどの暴行を加えた疑いで指定暴力団住吉会系の組員・吉川八代隆容疑者と職業不詳の西田寛昭容疑者ら男7人が逮捕されたが、新型コロナが“夜の街”に様々な影響を及ぼしていることに間違いはない。
そんなコロナ禍における夜の街のスカウトについて、「SNSを利用した遠隔スカウトが流行っている」と指摘するのは週刊SPA! 副編集長の田辺健二氏。田辺氏は歌舞伎町スカウトマンに取材した話として「東京のスカウトマンが地方の女性をキャッチするなどのSNSによる遠隔スカウトが流行っている」と説明すると、よりスカウトが難しいと言われるセクシー女優のスカウト事情についても「劇場型だ」と話し、次のような赤裸々告白を続けた。
「まずはアダルトグッズのモニターとして募集して、性に対する興味を確認する → 面接は一流ホテルのラウンジ。その際に偶然を装って現れた、プロデューサーやセクシー女優が挨拶して安心させる → スター性があると判断した場合、契約前から高級マンションに住まわせる → ハイブランドのバッグやエステなどを投資して金銭感覚を麻痺させる……」
田辺氏が明かしたリアルすぎる裏話の数々を聞いたAKB48・峯岸みなみは驚きのあまり開いた口が塞がらない様子だったが、気を取り直すと、自身のスカウト経験談から導き出した怪しいスカウトマンの見抜き方について「AKBに入る前にスカウトされたくて原宿を歩いていた。その頃はスカウトされず、AKBに入ってからスカウトされることが増えた。怪しいスカウトの共通点として、普通は名刺をいただいて『よかったら連絡を』となるが、怪しいスカウトは自分のQRコードを出してきて『(連絡先を)教えなくていいから、読み取って』と言ってくるパターンがある。もし読み取ってしまえば、向こうに『友達かも』という形で、こっちの連絡先が行ってしまう。それは気を付けないといけない」などと話した。(ABEMA『ABEMA的ニュースショー』)
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