韓国で今年6月、殺人や性犯罪の犯人に関する名前や住所、携帯番号などを晒す“私刑サイト”、「デジタル刑務所」が登場、波紋を広げている。
 立ち上げられたきっかけとなったのが「n番部屋事件」だ。女性を脅して撮影したわいせつな映像などが「Telegram」のチャットルームを通じて数十万人に共有された事件で、「デジタル刑務所」の管理者の親戚も被害に遭ったという。
 管理者は事件を報じたメディアの記者に一斉にメールを送ったり、SNS上で提供を求めるなどして情報を収集。実に7割の情報がそのようにして集まったものだといい合わせて約150人分の情報が掲載されてきた。