叡王戦段位別予選(七段戦)が11月5日に行われ、横山泰明七段(40)が中村太地七段(32)に113手で勝利、初戦を突破した。
相居飛車で始まった将棋は、わずかに中村七段がリードを奪ったまま激しい終盤戦に突入。最終盤でも、形勢が揺れ動く白熱した激戦になったが、幕切れはまさかの一手から。中村七段が詰めろをかけたと思われた一手が、まさかのトン死を招くと、横山七段もこの機を逃さず着手。冷静に指し進めて勝利を収めた。
叡王戦は四段から九段までに分かれた段位別予選を行い、12人が通過。シード棋士4人を加えた16人で本戦を戦う。最多の44人が参加する七段戦は2組に分かれ、各組優勝の2人が本戦に進む。今期から主催が不二家にかわり、対局室には「ペコちゃん」のマークが入ったお菓子ボックスが置かれている。
(ABEMA/将棋チャンネルより)