日本将棋連盟による11月9日週の公式戦は、藤井聡太二冠が11日に順位戦B級2組の対局に登場。無傷の5連勝中で前半戦を折り返したが、1期抜けへ全勝キープなるか。12、13日は竜王戦七番勝負の第4局が行われる。タイトル100期を目指す羽生善治九段は、1勝2敗から巻き返せるか。主な対局は以下のとおり。
【中継】竜王戦 七番勝負 第四局 1日目 豊島将之竜王 対 羽生善治九段
11月9日(月曜日)
王位戦予選 渡辺明名人 対 片上大輔七段 (携帯中継)
棋王戦挑決トーナメント 永瀬拓矢王座 対 広瀬章人八段 (ABEMA・携帯中継)
大詰めを迎えている棋王戦の挑決トーナメント。本局は勝者組の準決勝で、決勝では糸谷哲郎八段が待ち構えている。勝者組の優勝者は、挑戦者決定二番勝負で1勝すれば挑戦権獲得。本局の敗者、勝者組決勝の敗者は、久保利明九段が待つ敗者復活戦にまわり、ここを勝ち抜けると挑決二番勝負に進出。2連勝で挑戦権を得る。持ち時間は各4時間で、先手・後手は振り駒で決まる。
ヒューリック杯棋聖戦二次予選 久保利明九段 対 船江恒平六段 (携帯中継)
新人王戦 伊藤沙恵女流三段 対 広森航汰三段 (携帯中継)
マイナビ女子オープン本戦 香川愛生女流三段 対 鈴木環那女流三段 (携帯中継)
11月10日(火曜日)
順位戦A級 糸谷哲郎八段 対 三浦弘行九段 (携帯中継)
叡王戦予選 佐藤康光九段 対 島朗九段 (ABEMA・携帯中継)
叡王戦予選 勝又清和七段 対 宮田敦史七段 (ABEMA・携帯中継)
叡王戦予選 高見泰地七段 対 勝又か宮田 (ABEMA・携帯中継)
叡王戦予選 安用寺孝功六段 対 西川和宏六段 (携帯中継)
叡王戦予選 都成竜馬六段 対 安用寺か西川六段 (携帯中継)
リコー杯女流王座戦第2局 西山朋佳女流王座 対 里見香奈女流四冠 (携帯中継)
11月11日(水曜日)
順位戦B級2組 中村修九段 対 佐々木勇気七段 (携帯中継)
順位戦B級2組 谷川浩司九段 対 藤井猛九段 (携帯中継)
順位戦B級2組 北浜健介八段 対 藤井聡太二冠 (ABEMA・携帯中継)
1期抜けに向けて、快調に5連勝を果たしている藤井二冠。デビュー以来、順位戦では1度しか負けておらず、今期もあと5局で全勝を果たせば文句なしでB級1組に昇級する。逆に1敗した場合は、現在4人いる1敗グループに巻き込まれ、一気に混戦に。展開によっては最終戦を前に昇級が決まるケースもあるだけに、目の前の対局を一つずつクリアしたい。持ち時間は各6時間で、先手は北浜八段。
11月12・13日(木・金曜日)
竜王戦第4局 豊島将之竜王 対 羽生善治九段 (将棋プレミアム・ABEMA・携帯中継)
7、8日に第3局が行われたばかりの竜王戦が、中3日で第4局を迎える。第3局は終盤で形勢が二転三転の大接戦。豊島竜王が勝利を収めたが、あと少しで勝ち越せた羽生九段にとってすれば悔やまれる一局となった。両者の直接対決では後手番が10連勝中、通算でも25勝11敗と勝ち越しているが、本局はどうか。持ち時間は各8時間の2日制で、先手は豊島竜王。
11月12日(木曜日)
順位戦B級1組 永瀬拓矢王座 対 丸山忠久九段 (携帯中継)
順位戦B級1組 屋敷伸之九段 対 山崎隆之八段 (携帯中継)
順位戦C級2組 八代弥七段 対 服部慎一郎四段 (携帯中継)
順位戦C級2組 伊藤真吾五段 対 石川優太四段 (携帯中継)
11月13日(金曜日)
王位戦予選 菅井竜也八段 対 都成竜馬六段 (携帯中継)
ヒューリック杯白玲戦A組 岩根忍女流三段 対 伊藤沙恵女流三段 (携帯中継)
ヒューリック杯白玲戦B組 清水市代女流七段 対 加藤圭女流初段 (携帯中継)
ヒューリック杯白玲戦E組 斎田晴子女流五段 対 野原未蘭女流2級 (携帯中継)
ヒューリック杯白玲戦F組 里見咲紀女流四冠 対 石本さくら女流初段 (携帯中継)
11月14日(土曜日)
大成建設杯清麗戦予選 石高澄恵女流二段 対 村田智穂女流二段 (携帯中継)
(写真提供:日本将棋連盟)