どの業界でも盛り上がるのが「あるある」ネタ。好きな人ほど大きく頷いてしまう、そんな事柄を指す言葉だが、将棋界にも当然ある。11月7日に行われた竜王戦七番勝負第3局1日目、ABEMAの中継で聞き手を務めていた千葉涼子女流四段(40)は、解説の中村太地七段(32)と局面について検討していたが、不意に口を突いた「将棋もどかしいランキング」という言葉が、ファンの胸を楽しく踊らせた。
【動画】突如生まれた「将棋もどかしいランキング」(7時間52分ごろ~)
千葉女流四段が将棋界の“新語”を生んだのは、豊島将之竜王(叡王、30)と挑戦者の羽生善治九段(50)が難解な局面で熟考をしていたところ。「味方の歩がストッパーになっていますね」とつぶやくと、中村七段も「味方が邪魔ですよね」と続いた。そして出てきたのが、この言葉だ。
千葉女流四段
「将棋もどかしいランキング」では、『味方の駒が邪魔をする』は、私の中では結構上位にいまして。
突如生まれたこの言葉だが、中村七段は笑顔ですんなり受け入れ「つらいですよね。味方と思っていたのが邪魔なんですから」と微笑んだ。さらにランキングは続く。
千葉女流四段
『飛車で王手されて合駒がないから投了しないといけない』も、相当上位に入っています。
縦横一直線にどこまでも進む大駒・飛車。王手をされたら何かしら合駒をしたいが、あいにく持ち駒がなく回避もできなければ、どんなに離れていても貫かれて泣く泣く投了せざるを得ない。実にもどかしい。
この「将棋もどかしいランキング」に、視聴者たちも即座に反応。「味方と思ってたのが邪魔をする 将棋あるある」「将棋もどかしいランキングというニューワード」という声から、「もどかしいランキング見たいな」「もどかしい、、凄い良い手だと思ったら2歩だった」と、続編や候補を挙げる人も見られていた。
(ABEMA/将棋チャンネルより)