看護師の日暮久美子さん(50)は、意思とは関係なく笑いが出てしまい、そのことに不安を感じる「失笑恐怖症」を抱えている。事情を知らない人からは“不謹慎”、“空気が読めない”と、白い目で見られることもある。
 「絶対に笑ってはいけない場面があるが、何か自分に“スイッチ”が入ってしまうと耐えられない。普通であれば時間が経てばスーッと引くはずだが、“笑っちゃいけない”と思えば思うほど、止められなくなる」。