叡王戦段位別予選(九段戦)が11月19日に行われ、田中寅彦九段(63)と行方尚史九段(46)が午後2時から対局を開始した。
田中九段は、1976年6月に四段昇段。プロ生活44年を迎えた大ベテランだ。竜王戦6組(1組:9期)、順位戦C級2組(A級:6期)。棋聖で1期、タイトル経験があるほか、棋戦優勝は6回を誇る。1978年度から1983年度には6年間で4度、勝率一位賞にも輝いた。
行方九段は、1993年10月に四段昇段。竜王戦3組(1組:7期)、順位戦B級1組(A級:6期)。タイトル歴はないが、棋戦優勝は2回。1998年度には勝率一位賞を獲得した。
叡王戦は四段から九段までに分かれた段位別予選を行い、12人が通過。シード棋士4人を加えた16人で本戦を戦う。28人が参加する九段戦は3組に分かれ、各組優勝の3人が本戦に進む。今期から主催が不二家となり、対局室には栄養補給用にお菓子ボックスが置かれている。
持ち時間は各1時間で、振り駒の結果、先手は田中九段。ABEMAではこの対局を終了まで生放送する。
(ABEMA/将棋チャンネルより)