叡王戦段位別予選(九段戦)が11月19日に行われ、藤井猛九段(50)が深浦康市九段(48)に119手で勝利、自身の初戦を突破した。
過去35回対戦し藤井九段が19勝、深浦九段が16勝という対決は、深浦九段が7連勝中という状況で本局を迎えたが、主導権を握ったのは藤井九段。先手番から四間飛車を採用し難しい中盤を互角で戦うと、玉頭を攻めてきた深浦九段に対して、逆に玉頭攻めで反撃。粘りが特徴の深浦九段に対して、スパッと攻め切り白星を手にした。
叡王戦は四段から九段までに分かれた段位別予選を行い、12人が通過。シード棋士4人を加えた16人で本戦を戦う。28人が参加する九段戦は3組に分かれ、各組優勝の3人が本戦に進む。今期から主催が不二家となり、対局室には栄養補給用にお菓子ボックスが置かれている。
(ABEMA/将棋チャンネルより)