前頭十一枚目・炎鵬(宮城野)が前頭四枚目・翔猿(追手風)を寄り切りで下し3勝12敗で今場所を終えた。公表体重92キロという小兵は、大きな力士が揃う幕内で4場所連続負け越し。来場所は幕内残留も厳しい成績で終わったことに、ABEMAの中継で解説を務めた元横綱・若乃花の花田虎上からは、復調を期待する指摘がいくつか飛んだ。
千秋楽の一番では、幕内の中では大きくない翔猿に対して立ち合いから左で突くと、その後は間合いをはかって見合う格好に。タイミングよく両差しになると、その後は下から攻め上げて寄り切った。
館内からは小兵力士の健闘に大きな拍手が起こったが、花田からは数々の指摘が。「うまく左を差しているんですが元気がない。以前のような食いつく仕草も見受けられない。そういう点では、体重を戻して体も作り直して来場所戻ってきてほしい」「(本来の)もう少し炎鵬は速く動く。相手が大きい力士だと抱えられてしまう。言いたいことはスピードが遅いということ。自信もないし体重も落ちている。本当に悪い状態だと思うんですが、うまく作り直して来場所頑張ってほしいです」と、自身も大型力士に囲まれながら横綱の地位まで上り詰めた経験からか、体力面・技術面ともにさらなる努力を期待していた。
(ABEMA/大相撲チャンネルより)
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