GPSを用いたストーカー行為は「見張り」に当たらず…最高裁の判断に波紋、改正が急がれるストーカー規制法 ABEMA Prime 2020/11/25 19:10 拡大する 今年7月、最高裁が下した「GPSはストーカー規制法が定める見張りには当たらない」という判断。警察が本腰を入れて取り締まってきた、GPSを用いたストーカー行為が、ここにきて罪に問われなくなってしまう可能性が出てきている。・【映像】居場所を知られる恐怖と悲劇を繰り返さないためにできること ストーカー規制法は、今から20年前に起きた、女子大生が元交際相手の男らに殺害された「桶川ストーカー殺人事件」を機に議員立法された法律だ。これまで2度の改正がなされ、「SNS」や「メール」にしつこく書き込む行為などは規制の対象とされるようになったが、GPSを明確に規制する文言は盛り込まれていない。そのため、刑法に詳しい甲南大学法科大学院の園田寿教授は「法の不備ではないか。GPSを悪用したケースはすでにあるわけだから、迅速に法改正をすべきだと思う」と指摘する。 続きを読む