丸藤正道は絶対に潰れない? ノア・酒豪伝説を選手に聞くと、驚きのエピソードが…
(酒豪ぶりがYouTubeの企画にまでなった丸藤)

「アンドレ・ザ・ジャイアントは移動中に缶ビールを118本飲んだ。飛行機では機内のビールを1人で飲み干してしまった」

「天龍源一郎の宴席では、その場にある酒をすべてアイスペールに注いだ『天龍カクテル』を回し飲みする」

アントニオ猪木はビール大ジョッキを4秒で飲み干した」

 プロレスラーは“酒豪伝説”もしくは“酔っ払いエピソード”にこと欠かないもの。そこから感じられるのは、いかにもプロレスラーらしい屈強な肉体と豪快な性格だ。

 現在は日常生活から摂生に励む選手も多いが、そんな中で自他ともに認める酒の強さを誇るのがプロレスリング・ノアの丸藤正道だ。どれだけ飲んでも潰れないと言われ、ついにはYouTubeで「丸藤を潰したら100万円」なる企画まで実施されるほど。この映像の中でも「12時間飲み続けたことがある」、「お寿司屋さんで日本酒を一升飲んだ」、「割りものが入ったお酒は飲まない。緑茶ハイを飲んだ時は日本酒がチェイサー」といったエピソードを語っていた丸藤。他にもノアの選手たちの凄まじいエピソードが披露されている。

【映像】丸藤を潰したら100万円

 その丸藤にあらためて「ノアで歴代ナンバー1の酒豪は?」と聞いてみると「齋藤(彰俊)さん」と断言。また「三沢(光晴)さんはタイトルマッチが終わったあとに朝までよく飲んでましたね。酔っ払うとタクシー代を2回くれました(笑)」とも。その光景が目に浮かぶような話だが、考えてみればタイトルマッチの後に朝まで飲んでいたというのは尋常ではない。さすが三沢。

 ちなみに杉浦貴は、ノアでナンバー1の酒豪は「分からない」という。なぜなら「せーので同じ量を飲んだことがないから。同じ量を飲んで比べてみないとね」とのこと。逆に言えば“飲む人間は全員強い”ということか。酒の席でのエピソードとしては、こんな話を教えてくれた。

「酔っ払って田上(明)さんが浅子(覚)さんの髪の毛をハサミで切って、頭がさらにハゲていたのを覚えてるよ」

「選手何人かで卓を囲んで飲んでいたんだけど、原田(大輔)が急にバッ!と立ち上がって何も言わずにそのまま帰っていったことがあったよ。岡田(欣也)もいなくなる習性があるんだよね」

 これはいずれ「ノア大宴会」YouTube化も期待したいところ。ただ、ノア創設者の三沢は酒の強要はしなかったそうで、それは現在のノアにも受け継がれている。杉浦曰く「酒は無理して飲むもんじゃないよ」。そんなスタンスにノアらしさを感じるファンも多いのではないか。