将棋の叡王戦段位別予選(七段戦)が12月8日に行われ、所司和晴七段(59)が室岡克彦七段(61)に79手で勝利した。所司七段は次局、西尾明七段(41)と対戦する。
両者合わせて120歳という大ベテラン対決となった本局だが、先手の所司七段が居飛車、後手の室岡七段が四間飛車、さらには三間飛車に移行する対抗形に。早い段階から戦いが始まると、ペースを握ったのは所司七段。自陣の硬さを活かしながら、室岡七段の美濃囲いを攻略。持ち時間を10分以上残した状態で、余裕を持って即詰みに討ち取った。
叡王戦は四段から九段までに分かれた段位別予選を行い、12人が通過。シード棋士4人を加えた16人で本戦を戦う。44人が参加する七段戦は2組に分けて行われ、各優勝者の計2人が本戦に進む。今期から主催が不二家となり、対局室には栄養補給用にお菓子ボックスが置かれている。
(ABEMA/将棋チャンネルより)