将棋の順位戦A級5回戦が12月9日に行われ、豊島将之竜王(叡王、30)と斎藤慎太郎八段(27)が午前10時から対局を開始した。斎藤八段はA級初挑戦ながら、ここまで無傷の4連勝。A級最大の強敵でもある豊島竜王に勝ち、挑戦権獲得に向けてさらに前進できるか。
【中継】順位戦 A級第5回戦 豊島将之竜王 対 斎藤慎太郎八段
豊島竜王は2007年4月に四段昇段。第33期竜王(1組以上:8期)で、順位戦のA級以上は4期。前名人でもある。タイトルは通算6期、棋戦優勝は3回。5、6日には竜王戦七番勝負の第5局で羽生善治九段(50)を下し、タイトル初防衛を果たしたばかりだ。
斎藤八段は、2012年4月に四段昇段。竜王戦1組(1組:2期)、順位戦は今期が初のA級。タイトルは王座で1期の経験がある。端正なルックスと柔らかい口調からファンも多く“西の王子”と呼ばれることもある。
両者の過去の対戦成績は2勝2敗の五分。今期の順位戦で豊島竜王は2勝2敗、斎藤八段は4連勝。渡辺明名人(棋王、王将、36)への挑戦に向けて、リーグ戦の折り返し地点で迎えて大勝負だ。
持ち時間は各6時間で、先手は豊島竜王。ABEMAではこの対局を終了まで生放送する。
(ABEMA/将棋チャンネルより)