将棋の朝日杯将棋オープン戦の二次予選が12月10日に行われ、羽生善治九段(50)が野月浩貴八段(47)に112手で敗れた。羽生九段は同棋戦で過去5回の優勝を誇っていたが、今期は本戦を前に姿を消した。
午後2時からの対局では八代弥七段(26)に対して力強い将棋で勝利した羽生九段は、午後7時から行われた野月八段との一局を相居飛車で指し進めると、ややリードの状況で終盤に突入した。両者1分将棋で白熱した攻め合いが続いたが、羽生九段が放った一手が痛恨に。詰み筋を見落としていたか、そこから野月八段にしっかりと即詰みに討ち取られた。
◆朝日杯将棋オープン戦 持ち時間40分の早指し棋戦。一次予選、二次予選を勝ち抜いた棋士が、シード棋士を含めた計16人で本戦トーナメントを戦う。参加は全棋士、アマチュア10人、女流棋士3人で優勝賞金は750万円。2017年度、2018年度に藤井聡太二冠が2連覇している棋戦としても知られている。
(ABEMA/将棋チャンネルより)