BACKSTAGE TALK #6 MA55IVE THE RAMPAGE

AbemaMix出演の合間に、HIPHOPライター 渡辺志保氏がアーティストにインタビューを実施!
ココでしか聞けないBACKSTAGE TALKをお届けします!

「この五人で上手くやれたら、新しいものができていくのかなって思う」MA55IVE THE RAMPAGE 新たな挑戦
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ーMA55IVE THE RAMPAGE(以下、MA55IVE)を結成した経緯から伺ってもいいですか?

LIKIYA:もともと、自分と(浦川)翔平と(鈴木)昂秀と、あとボーカルの壱馬が最初のホールツアーでラップを始めたという経緯があって。どんどんラップを取り入れることが多くなって、「THE RAMPAGEとは別軸で、自分たちでラップの曲を作って披露して行きたい」という思いが募ったんです。そうしたら、やましょう(山本彰吾)も「僕もやりたいです」って加入してきて。(神谷)健太はもともと、THE RAMPAGE デビュー前の武者修行 で一部の楽曲でマイクを握っていました。だから、彼もマイクを手にしたいという思いで入ってきてくれて。そうやってメンバーが集結して、MA55IVAEという形になりました。

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アベマLDH祭り「LIVE×ONLINE」THE RAMPAGE

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ー普段はパフォーマーであるメンバーが揃っているということは、楽曲作りのプロセスもTHE RAMPAGEとは違う?

LIKIYA:そうですね、全く違います。自分たちがプロデューサーの人を見つけて、音源をもらって「こういう曲がやりたいね」って5人で話しながらやってます。歌詞も自分たちが書くし、時には「こういうデモがほしいから、こういう人にやってもらいたい」って話し合ったりもして。

ー1曲で5人全員がラップするのもちょっと珍しいですよね。楽曲を5つのヴァースで構成していくの、すごく難しいのでは?

神谷健太:めちゃめちゃ難しいですね。

LIKIYA:でもそれを上手くやれたら、新しいものができていくのかなって思います。例えばDOBERMAN INFINITYさんはそこをすごく上手くやってるなと思うので、リスペクトしていますね。

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ーMA55IVE名義の楽曲は、リリックもTHE RAMPAGEの楽曲に比べてストリート感がビシビシ伝わってくるなと思って。

神谷健太:そうですね。普段からTHE RAMPAGEはヒップホップ・テイストのグループって言われているんですが、MA55IVEでは、さらにそこから深いヒップホップの部分を表現して行きたいなって思っています。だから、リリックもすごくストレートでダイレクトなものになるように心がけています。

ー普段は、アリーナで何万人ものお客さんの前でライブしているじゃないですか。自分たちの好きなヒップホップのコア的な部分と、もともとのTHE RAMPAGEのオーディエンスが好むテイストが一致しない時もあるのではと思うのですが、その辺りはどう調整していますか?

山本彰吾:自分たちはそんなに決めてないんですけど、逆に、自分たちだからこそ突っ込める部分が絶対にあって。こうして5人で集まって、THE RAMPAGEだったら難しいことも今、この5人だからできることもある。まだヒップホップの核の部分を知らない人たちにも、ここから提示していこうと思っています。

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ー他のラッパーとの共演なども考えていますか?

全員:
はい、めっちゃしたいです。

ーMA55IVE世代ならではのコラボ、ぜひ見てみたいですね。

LIKIYA:
それぞれ、ラッパーの知り合いもいるし、僕らと合いそうなラッパーの人たちとは本当にやって行きたい。ランドプ(block.fmで放送しているラジオ番組「RMPG DOPE STATION」)も、そういう場所にしたいと思ってるんです。前も、Kvi vava君が出てくれたし、そういうところで他のアーティストとも交わって、クリエイティブなものを発信できたらなって思っています。そうするには、まず僕らがしっかりいいものを提示して行かなきゃいけないので。
山本彰吾:コラボするなら、今のヒップホップ・シーンの最前線を行っている方とやってみたいですね。あと、常にシーンの先頭にいるBACHLOGICさんとか。


ー今、みなさんがそれぞれ一番ハマっているアーティストは?

LIKIYA:
俺はやっぱりトラヴィス(・スコット)ですね。いっぱいいるんですけど、本当にかっこいいなと思えるのは、いつもトラヴィスかな。
浦川翔平:ブルーノ・マーズと、あとはカーディ・Bですね。あの二人が大好きです。分け隔てなく、女性ラッパーの曲も普段からチェックしています。後、結構、古い曲も好きで、ア・トライブ・コールド・クエストのQティップとかも好きですね。
鈴木昂秀:自分はずっと変わらずタイガが好きで。すごくヒップホップしてるなと思って、見ていてめっちゃ好きなんです。
神谷健太:自分はクリス・ブラウンですかね。あと、新しいライブ映像を見て、最近またアッシャーがかっこいいなと思います。歌って踊れるのはもちろん、仕草がかっこいい人が好きですね。
山本彰吾:僕は、ずっとリル・ウェインが本当に好きで、CDも買ってます。ちょっと上の世代ですけど、やっぱりかっこいいですね。ドレッドヘアでキメてる姿もいいし、「A Milli」とかもたまらないです。でも昔の「Go DJ」とか、バードマンたちと一緒にCash Moneyのクルーでやってる時の尖ってる感じも好きで。昔からフリースタイルもめちゃくちゃ上手いですしね。

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ー今日は、ライブ前に披露してくださったDJ Sho-heyさんのプレイも楽しませていただきました。

浦川翔平:今日は、満点って言ったらIZOHさんに怒られちゃうけど、82点くらいは出せたんじゃないかと思います。

ーIZOHさん から は、DJのテクニックはどのように教えてもらってるんですか?

浦川翔平:会えない期間は、LINEなどを使ってIZOHさんからルーティーンを動画で送ってもらって、それを家でやってみて、やりとりして…って感じです。オンライン授業って感じですね。

ーそれ、めっちゃ贅沢!

浦川翔平:今日も、終わった後にLINEが速攻きてて、「行けなかったけどカッコよかったぜ」って言ってくれました。僕、DJは2017年くらいからやってるんですよ。元々小学校の時にちょっとだけクリスクロスの「JUMP」とか使って、アナログでDJをやっていたんです。その後、ダンスの方が好きでそっちに行っちゃって。でも、「そういえば昔、DJやってたな」と思って、親父に連絡してターンテーブルを寮に送ってもらったんです。そこで練習して。今後、クラブでもめちゃくちゃDJしたいですね。できるものなら渋谷のクラブでやってみたいです。それこそ、HARLEMとか。

山本彰吾:MA55IVEでクラブ・イベントを組んでやりたいなと思っていて。後輩や外部の方も呼んでやりたいんですよ。

ーどうせなら、MA55IVEにゴリゴリのヒップホップ・イベントをやってもらいたいですね。

コロナ以降、オンラインの機会も増えたと思うのでうが、お客さんが目の前にいないパフォーマンスはやはり大変?

神谷健太:そうですね、常に大変という感じはあります。

LIKIYA:自分たちのパフォーマンスに対する、お客さんの反応が一番のモチベーションで、一番大切にしていたものでした。なので、そこがないのはすごく大きいなと感じています。普段は、皆さんの声援でボルテージが上がっていくので、最初は戸惑うこともあったんですけど、徐々にオンラインでのライブっていうものに少し順応できてるかなと思います。

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ーオンラインだからこそ気をつけていることはありますか?

山本彰吾:普通のライブだと、ステージ全体をいろんな視点で観てもらえますけど、配信のライブだと、一人一人、その人だけの目線を操作することになるので、カメラの動きなども難しいですね。だから、今までのライブの2倍も3倍も凝っている感じもあります

LIKIYA:基本、自分たちでライブは作っていくので、そういったカメラの動きなども計算しつつ「こういう動きをしよう」って決めてるんです。そこはすごく、今までのライブとは違う点ですね。

ーちなみに、MA55IVEの動きに関して、先輩から激励のメッセージをもらうことなどはある?

神谷健太:特にまだないですが、自分たちもまだ2曲しか出していないので、まだ駆け出しなんです。だから、これからちゃんと曲を作って、しっかり活動して行って、いろんな人に認めてもらうところまで行きたいですね。まだまだこれからって感じです。

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