将棋の叡王戦段位別予選(七段戦)が12月19日に行われ、高見泰地七段(27)が村中秀史七段(39)に135手で勝利、本戦出場まであと2つと迫った。
過去、叡王のタイトルで自身初タイトルを獲得した高見七段は、2度目の戴冠に向けて村中七段と相矢倉の出だしから戦うと、中盤から終盤にかけてかなり苦しい展開に。100手を過ぎたあたりでは敗勢とも見られていた。ただ1分将棋だった村中七段に対し、持ち時間に余裕があった高見七段が徐々に挽回。自玉の安全が確保されると形勢も逆転し、その後は堅かった相手陣を的確に攻略し、勝利をつかんだ。
叡王戦は四段から九段までに分かれた段位別予選を行い、12人が通過。シード棋士4人を加えた16人で本戦を戦う。44人が参加する七段戦は2組に分けて行われ、各優勝者の計2人が本戦に進む。今期から主催が不二家となり、対局室には栄養補給用にお菓子ボックスが置かれている。
(ABEMA/将棋チャンネルより)