報道番組も新型コロナウイルス一色となった2020年。
 ABEMA NEWSチャンネルでの『ABEMA Prime』(月~金、午後9時~)では、緊急事態宣言が発出されると、ゲストのリモート出演をいち早く導入。進行役のテレビ朝日の平石直之アナウンサーは、スタジオに自分とMCだけという状態で番組を進行することになった。
 複数の出演者が画面の向こうにいる状態での議論の仕切り役。
 「放送としてはなんとかなるんだな、とは思ったんですけれど、どうしても一人が話を終えるまで他のみんなが待ってしまいがちになりますよね。それが決して悪いことだとは思いませんが、つい発言が長くなってしまったり、掛け合いにならないことで化学反応が生まれなかったり。生番組というのは、そういうところから作り上げていく部分もありますから。感染拡大が一段落してスタジオにみんなが集まるようになって、改めてコミュニケーションにおける間合い、呼吸の大切さを実感しました。人が集まるということのかけがえのなさを感じましたね」。