『料理するのは“お母さん”だけですか?ファミリーマートの「お母さん食堂」の名前を変えたい!~ 一人ひとりが輝ける社会に ~』。
 「性別に基づくイメージや価値観を変え、一人ひとりが輝ける世界を実現するため」として、ファミリーマートが展開する惣菜などのプライベートブランド「お母さん食堂」の名前を変えるよう求めるオンライン署名キャンペーンが論争を呼んだ年の瀬。
 思えば、2020年もネット上ではジェンダーの問題をはじめ、ポリティカル・コレクトネスをめぐる様々な論争、Twitter上のハッシュタグ運動が繰り広げられた。しかし、その過程ではしばしば、「リベラル」とされる人々の言動が「攻撃的」「不寛容」と批判されることもあり、本来的な意味での「リベラル」とはかけ離れてしまっているのではないか、との見方も少なくない。