過去に大きな失敗をやらかした“しくじり先生”たちが、自らのしくじった経験を教えてくれる『しくじり先生 俺みたいになるな!!』(テレビ朝日系)。
【映像】洗脳され5億円失った辺見マリ、拝み屋に「えみりさんの目が見えなくなる」と言われてとった行動
今回、ABEMAでは珠玉の授業を振り返る『しくじりクラシック』を配信。歌手でタレントの辺見マリが登壇し、2015年に“神回”と大反響を呼んだ授業を改めてお届けした(※番組は2015年9月に放送したもの)。
番組には“担任役”としてオードリーの若林正恭、“生徒役”には平成ノブシコブシの吉村崇、ハライチの澤部佑、タレントのあき竹城、梅沢富美男、足立梨花、榊原郁恵、アイドルの滝口ひかりらが出演。
信頼していた男性マネージャーに“拝み屋”のKを紹介され、徐々に洗脳されていった辺見。洗脳へのステップには「安心・驚き・嫉妬・囲い込み」の4つがあるが、そのうち「安心・驚き」の2つのテクニックにまんまと騙されていた。
その後、Kは「息子がグレるのを防ぐ」「えみりの目が見えなくなるのを防ぐ」など、家族絡みの忠告をして金銭を要求するようになった。最初10万円だった金額は、数百万円に膨れ上がった。
ある日、辺見はマネージャーとKの元に行くと、別の家族Aが合流した。そして、辺見以外のメンバーで修行を始めた。すでに少し洗脳されている辺見は、その様子を見て「仲間はずれにされている」と感じたという。これが、3ステップ目の「嫉妬」だ。辺見は「一緒に修行させてください」と申し出、この日から、拝み屋の“お客様”から“仲間”になった。
それから間もなく、Kと家族Aは、マネージャーのアパートで暮らし始めた。アパートは修行部屋となり、辺見もそこへ通った。さらに、修行にかかるすべてのコストは、辺見がKに払ったお金から出されていた。辺見は「お金がある私が払うのは当然」と思っていた。
ときには、おかしな修行をさせられることもあったという辺見。「神様が買い物をしてもいいとおっしゃっている」と話すKに従い、上下白のスウェットを着て、デパートでショッピングをした。若林は「神様が『行ってきなさい』って言うんですか?」と驚きを隠せない。
そして洗脳は最終段階の「囲い込み」に。Kは神様の言葉として、辺見に芸能界引退を指示する。1998年にした2度目の引退は、洗脳によるものだったのだ。こうして社会と断絶した辺見は、完全に洗脳されてしまった。
(「しくじり先生 俺みたいになるな!!」より)