将棋の朝日杯将棋オープン戦の本戦トーナメント2回戦が1月17日に行われ、豊島将之竜王(叡王、30)と藤井聡太王位・棋聖(18)が午後2時から対局を開始した。両者の対戦成績は、豊島竜王の6戦全勝。将棋ファン・関係者が注目する一局で、藤井・王位棋聖は先輩棋士の大きな壁を乗り越えることはできるか。戦型は角換わりになった。
2020年は最年少タイトル獲得に、二冠達成・八段昇段も果たした藤井王位・棋聖だが、まだ勝ったことがない数少ない棋士の一人が豊島竜王。また1局、2局ではなく6局指して全敗という結果が残っており、藤井・王位棋聖が今後、各棋戦で活躍する上でもいずれは倒さなければいけない“天敵”だ。
完璧に勝ち続けている豊島竜王だが、油断はない。過去のインタビューでも「(藤井王位・棋聖に)食らいついていけるように」と、12歳下の若き才能に対しての敬意も払いつつ、その勢いを跳ね返す強大な先輩となっている。
両者とも愛知県出身、さらに会場が名古屋国際会議場ということもあり、1回戦さらにこの直接対決を期待してか、早い時間から多くの女性ファンも会場に集まっている。
持ち時間は各40分で、振り駒の結果、先手は豊島竜王。ABEMAではこの対局を終了まで生放送する。
◆朝日杯将棋オープン戦 持ち時間40分の早指し棋戦。一次予選、二次予選を勝ち抜いた棋士が、シード棋士を含めた計16人で本戦トーナメントを戦う。参加は全棋士、アマチュア10人、女流棋士3人で優勝賞金は750万円。2017年度、2018年度に藤井聡太二冠が2連覇している棋戦としても知られている。
(ABEMA/将棋チャンネルより)