将棋の叡王戦段位別予選(六段戦)が1月28日に行われ、遠山雄亮六段(41)が松本佳介六段(49)に127手で勝利した。遠山六段は本戦出場がかかるAブロック決勝で都成竜馬六段(31)との対戦が決まった。
相矢倉の出だしで始まった一局は、中盤から端攻めしてきた松本六段にうまく対応した遠山六段がペースを握ったが、終盤に向かうにつれて今度は松本六段が優勢に。両者1分将棋に入ったところでは、松本六段が勝勢に近いと見られていた。それでも遠山六段が桂馬を使って逆転の機会を狙うと、ここから一気に互角、さらには遠山六段が優勢に。再逆転を狙う相手の粘りを交わして、辛くも勝利を手にした。
叡王戦は四段から九段までに分かれた段位別予選を行い、12人が通過。シード棋士4人を加えた16人で本戦を戦う。24人が参加する六段戦は2組に分けて行われ、各組の優勝者の計2人が本戦に進む。今期から主催が不二家となり、対局室には栄養補給用にお菓子ボックスが置かれている。
(ABEMA/将棋チャンネルより)