ジョコビッチを襲った眩しすぎるアクシデントがファンで話題「目薬のデリバリーが来た」/ATPカップ
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 2月2日に開幕した世界テニス国別対抗戦ATPカップのグループA。今大会の開幕戦となったセルビア対カナダには、世界ランキング1位の王者ジョコビッチがいきなり登場したが、王者を思わぬアクシデントが襲った。

【映像】目薬のデリバリー(2時間20分ごろ)

 今年のテニスシーズンはコロナ禍の影響で開幕が約1カ月遅れている。選手はオーストラリア到着後最大2週間ホテルに隔離されるなど、ほとんどの選手が十分な調整を行えないまま大会が始まっている。

 ジョコビッチも例外ではなかった。昨年11月以来、久しぶりの実戦。試合途中でサーブを打つ時に太陽の光が目に入ってしまい、自分のウェアで目を覆うほどのダメージを受けてしまった。

 だが世界ナンバーワンの男は、ここからが一味違った。チェンジコートでベンチに戻ると、関係者から渡された目薬をひと差し。不測の事態になっても動じないのが王者の王者たる理由だ。目薬を差してから迎えた次のゲームでは、この日最初のブレークを決めて第1セットを取った。感情が高ぶったジョコビッチはこの日一番の雄たけびを上げて観客にアピール。

 相手は昨年のATPカップ準決勝でも対戦して、フルセットに持ち込まれた若手の有望株、シャポバロフ。ジョコビッチにとってシーズン初戦から難しい試合になると見られていたが、終わってみれば7-5,7-5のスコア以上にゲームを支配。2セットとも終盤に少しギアを上げてセットを取る省エネテニスを見せて、2021年初戦を勝利で飾った。試合の様子はABEMAで生中継されていたが、解説にも「3ポイントだけ本気を出して勝った」と言わしめるほどのゲームメイクだった。

 勝ち進めば毎日試合になるだけでなく、来週には9度目の優勝を目指す全豪オープンも控えている。目先の勝利も大事だが、全豪に向けて感触を掴みながら体力を温存することも求められている今大会。体力面でもライバルたちに対して大きなアドバンテージを得る1勝を得た。

 その後のダブルスにも出場したジョコビッチは2勝目ももぎ取り、セルビアはカナダに勝利。大会連覇へ向けては予選グループから1敗もできない。セルビアが幸先よく好スタートを切った。なお、目薬を差したシーンについて、視聴者は「目薬のデリバリーが来た」など盛り上がりを見せていた。

【映像】目薬のデリバリー(2時間20分ごろ)
【映像】目薬のデリバリー(2時間20分ごろ)
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