「最初から狙ってるのは俺だよ」SASUKE、狙うは斎藤裕! 新時代の“修斗の申し子”へ
【映像】ABEMAでみる

 1月31日の修斗・ニューピアホール大会は、昼夜2部制で開催された。その大トリ、夜の部のメインイベントに登場したのが環太平洋フェザー級チャンピオンのSASUKEだ。昨年9月に王座を獲得したSASUKEは、今回が初防衛戦になる。

【映像】圧倒的な強さを見せつけたSASUKE

 挑戦者は内藤太尊。所属ジムrootsの佐藤ルミナ代表、先輩の土屋大喜が巻いたベルトだけにこだわりが強かった。そんな挑戦者を相手に、王者も燃えた。1ラウンドから打撃で優位に立つとテイクダウンにも成功。着実に“削る”と、2ラウンドにヒザ蹴りを突き上げ内藤をダウンさせる。そこからバック、スリーパーホールド。ほぼ完勝と言える内容で、SASUKEは王者としての実力を示した。

「内藤選手は気持ちが強い。パウンドでは息が切れないと思って、サブミッションでフィニッシュしようと考えてました」

 試合後にそう語ったSASUKE。チャンピオンとしての自覚も力につながった。

「伝統あるベルトを巻くものとして、メインを任される者として中途半端なことはできないなと」

 修斗で闘い、そこで勝ってベルトを巻いた誇り、修斗という老舗団体への愛着を強く感じさせるのがSASUKEだ。新時代の“修斗の申し子”と言える存在になりつつあると言っていい。

 修斗の環太平洋王者である以上、狙うのは世界タイトルだ。保持する王者は斎藤裕。昨年11月、朝倉未来を下してRIZINのベルトを巻いている。当然、斎藤の名前を口にする選手も増えた。ただSASUKEは修斗のチャンピオンとしての斎藤に、昨年9月の戴冠時から対戦をアピールしている。

「最初から狙ってるのは俺だよ」

 そんな思いと同時に、バリューを上げた斎藤を「おいしい」とも。対戦権を掴むためなら「四角いリング」つまりRIZINに乗り込むことも考えているという。

 場所がどこであれ、今回のような試合を続けていけば斎藤戦への機運も高まるはず。SASUKEは今後さらに、日本MMAフェザー級の要注目ファイターになっていくだろう。

文/橋本宗洋

(キャプション)

チャンピオンらしい強さを見せつけたSASUKE

【映像】圧倒的な強さを見せつけたSASUKE
【映像】圧倒的な強さを見せつけたSASUKE
腕十字で“完勝”も…敗者に「舌出し、中指」行為が波紋 「素晴らしかったが…いかがなものか」解説は苦言も 【ABEMA 格闘TIMES】
腕十字で“完勝”も…敗者に「舌出し、中指」行為が波紋 「素晴らしかったが…いかがなものか」解説は苦言も 【ABEMA 格闘TIMES】
ABEMA TIMES