将棋の叡王戦段位別予選(五段戦)が2月5日に行われ、田中悠一五段(35)が黒沢怜生五段(28)に111手で勝利、ベスト8入りを果たした。
午後2時から行われた1回戦を勝利し、同日2局目に臨んだ田中五段は、角交換から三間飛車を採用。黒沢五段も四間飛車を採用したことで相振り飛車の出だしになった。両者、飛車筋を頻繁に変え、攻めの糸口を探ると、終盤に向かうにつれて田中五段の玉の堅さが活きる展開に。最終盤に向かうにつれてはっきり差を広げる快勝となった。
叡王戦は四段から九段までに分かれた段位別予選を行い、12人が通過。シード棋士4人を加えた16人で本戦を戦う。21人が参加する五段戦は優勝者の1人だけが本戦に進む。今期から主催が不二家となり、対局室には栄養補給用にお菓子ボックスが置かれている。
(ABEMA/将棋チャンネルより)