絵に描いたような“カウンターKO”が「まるで“はじめの一歩”」と海外で話題
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 両者のオーバーハンドぎみのフックが交錯する、まさに“絵に描いたような”クロスカウンターから生まれた衝撃のKO劇だった。その衝撃は、人気ボクシング漫画『はじめの一歩』のワンシーンとともに海外で反響を呼んでいる。

【映像】衝撃のカウンター決着

 2月5日に放送されたONE Championship「ONE: UNBREAKABLE III」でラウル・ラジュ(インド)とアフメド・ムジタバ(パキスタン)が対戦し、1ラウンド56秒、手に汗握るカウンターの攻防からムジタバがラジュを右フック一発でKO。戦慄の一撃KOをONE公式SNSが『はじめの一歩』を引用して伝えたことを受け、海外のファンの間でさらなる盛り上がりをみせている。

 インドとパキスタンは共にこれからMMAの発展が期待される格闘新興国。ラジュはシンガポールを拠点にしている29歳のインド人ファイターで、対するパキスタン人のストライカーであるムジタバは27歳だ。

試合は両者距離を取りながらの攻防で幕開け。ストライカーとの触れ込みがあるムジタバが切れ味鋭い右のローから入ると、ラジュは振り回すタイプの右フックで応戦。これは空を切るが、当たれば破壊力満点といった具合だ。

 双方、距離を整えるとさらなる打撃戦へ突入する。ラジュが低い位置からボディ狙いの左フックを放てば、これをギリギリのところでかわしたムジタバは、続くラジュのスウィングする右を予測していたかのように右フックをカウンターで合わせると、“グシャ”っという鈍い音が会場に響きわたった。

 クロスカウンターぎみに強烈な一撃を被弾したラジュはゆっくりと前のめりに崩れ落ちると一転、その反動から真っすぐ後ろに倒れ、硬直気味に両腕を天に突きあげるように失神した。一撃のダメージの大きさを物語る壮絶なKOシーンだった。

絵に描いたような“カウンターKO”が「まるで“はじめの一歩”」と海外で話題
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 ABEMAで実況を務めた西達彦アナウンサーが「一発だ! 一発だ! なんてことだ! 危険な倒れ方をしました、一瞬で終わりました」と絶叫すると、解説の大沢ケンジは「右のオーバーハンドですかね、ゆっくり倒れましたね」と驚きのあまり静かな反応を示した。

 スロー映像を見ると、その瞬間はまるで絵に描いたように見事なクロスカウンターだった。両者同時のタイミングで右のフックを放っているものの、ムジタバの鞭のようにしなる一撃がラジュのアゴを捉えると視聴者から「一発で終わった」「危険な倒れ方」「恐怖を感じるカウンター」などの反応が。さらにONE公式ツイッターが「はじめの一歩(#HajimeNoIppo)」のハッシュタグとともに、同マンガのワンシーンの写真を引用し、「C-C-C-COUNTER!」と興奮ぎみに伝えると、各国のファンから「『はじめの一歩』って俺がボクシングにハマったキッカケなんだよなぁ」「ONE好きにはアニメファンも多いのか」「あれは最高の格闘アニメ」など、多くの反響が寄せられた。

【映像】衝撃のカウンター決着
【映像】衝撃のカウンター決着
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