新型コロナウイルスの影響で、人と人との距離を取らなければならない日々。大切な人にさえ会えないこんな時期だからこそ、心のつながりを感じたい。そんな思いに賛同した俳優やタレント、クリエイターによる「心の濃厚接触」を描いた8本のオムニバス映画『半径1メートルの君~上を向いて歩こう~』が2月26日から公開する。クリエイターには品川ヒロシ、又吉直樹(ピース)、福徳秀介(ジャルジャル)、粗品(霜降り明星)、福田麻貴(3時のヒロイン)など吉本興業の多彩な面々のほか、劇団ヨーロッパ企画の上田誠、ドラマ『半沢直樹』(TBS系)などで知られる丑尾健太郎など豪華な顔ぶれが大集結した。仕事関係、姉妹、友達、恋人……など、さまざまな人間関係の心の濃厚接触を描いた作品の中で、唯一、初対面の赤の他人とのつながりをテーマにしたのが、脚本・監督、品川ヒロシによる『戦湯~SENTO~』だ。銭湯の中で傍若無人な態度をとる常連客(ロバート・秋山竜次)と、強面で寡黙な男(般若)の前代未聞のラップバトルの様子を描いた同作品。品川と秋山に、作品について語ってもらった。