将棋の叡王戦段位別予選(七段戦)が2月28日に行われ、飯島栄治八段(41)が千田翔太七段(26)に勝利、Bブロックの準決勝に進出した。
前日まで、今年度の成績(公表分)が27勝13敗、勝率.675と絶好調だった飯島八段は、横歩取りから始まった一局で、序中盤を千田七段に制圧され劣勢に追い込まれた。その後、一時は挽回したものの、再逆転されると飯島玉に詰みも生じる絶体絶命に。ところが千田七段が指した詰み逃しの69手目を契機に、形勢が大逆転。一気に飯島八段の勝勢となると、その後わずか5手後の74手目で決着がついた。
叡王戦は四段から九段までに分かれた段位別予選を行い、12人が通過。シード棋士4人を加えた16人で本戦を戦う。44人が参加する七段戦は2組に分けて行われ、各優勝者の計2人が本戦に進む。今期から主催が不二家となり、対局室には栄養補給用にお菓子ボックスが置かれている。
(ABEMA/将棋チャンネルより)