将棋の叡王戦段位別予選(九段戦)が2月28日に行われ、高橋道雄九段(60)と森内俊之九段(50)が午後7時から対局を開始した。勝者は次局で羽生善治九段(50)と三浦弘行九段(47)の勝者と対戦する。
高橋九段は、1980年6月に四段昇段、今年でプロ生活41年を迎える大ベテランだ。竜王戦は3組(1組:23期※第1期本戦シードを含む)、順位戦C級1組(A級:13期)で、タイトルも5期獲得。棋戦優勝も3回あり、全盛期では度々タイトル戦線に名を連ねた実力者だ。
森内九段は、1987年5月に四段昇段。竜王戦2組(1組以上:18期)、順位戦は宣言によりフリークラス。十八世名人の有資格者で、タイトルは通算15期獲得。棋戦優勝も13回と、堂々たる成績を起こしている。1年ほど前から将棋ソフトによる研究を取り入れると、復調した様子が見られ、さすがは永世名人とファンの間では期待の声が巻き起こっている。
叡王戦は四段から九段までに分かれた段位別予選を行い、12人が通過。シード棋士4人を加えた16人で本戦を戦う。28人が参加する九段戦は3組に分かれ、各組優勝の3人が本戦に進む。今期から主催が不二家となり、対局室には栄養補給用にお菓子ボックスが置かれている。
持ち時間は各1時間で、振り駒の結果、先手は森内九段。ABEMAではこの対局を終了まで、生放送する。
(ABEMA/将棋チャンネルより)






